新宿駅勤務・月収20万円・1人暮らしの人が選ぶべきエリア7選|上京転職経験者が通勤・家賃・生活環境を総合評価!

  • 2025年4月30日
  • 2025年4月29日
  • 住まい

こんにちは!カマダキ(@KamadakiG)です。

地方からの上京転職や、実家を出て東京で一人暮らしを考えるときなど、多くの人が最初に感じるのは「家賃の高さ」への不安である。


特に月収20万円(手取り16万円前後)という水準では、理想の立地に住むにはある程度の妥協が必要だ。


しかし、「新宿駅に通勤しやすい」「家賃が抑えられる」「生活しやすい」という3つの条件を満たすエリアは存在する。

この記事では、新宿駅勤務・月収20万円・一人暮らしという条件で、東京の多く存在するエリアの中から、実際に選ぶべきエリア7選を紹介する。

選定基準:エリアを選ぶ際に大事な「4つの視点」

まずは、エリア選定において重要な評価基準を整理しておく。

家賃相場(1R・1Kで6万円前後が目安)

賃貸物件を選ぶ際には、支払える賃料の限界値を把握しておくことがいちばん重要だ。

賃料は毎月発生するため、月収から差し引かれても問題なく生活を維持できるだけの金額に抑えなければいけない。

一般的な目安は、手取り月収の30%と言われているので、月収20万(手取り16万円前後)の場合は、

5~6万円程の家賃帯で賃貸物件を選ぶ必要がある。

この水準を超えてしまうと、月々の支払いに余裕がなくなってしまったり、そもそも入居審査が通らず契約ができなかったりするリスクが発生する。

新宿駅までのアクセス(30分以内、乗換1回まで)

片道の通勤時間は、長くても1時間以内に抑えるのがおすすめ。

そのため、自宅~最寄り駅の間、新宿駅~勤務先の間の移動時間も考慮すると、電車に乗車する時間は30分以内、乗換は1回までのエリアで探すのが望ましい。

基本的に通勤の移動は毎日繰り返すことになるので、長時間の移動になると、平日は時間と体力を過剰に消耗してしまう。

通勤時間を抑えることは日々の生活を維持する上でとても大事だ。

生活インフラの充実度(スーパー・飲食店・病院など)

自宅の最寄り駅周辺は生活の拠点になるため、周囲にお店や施設がどれだけそろっているかは重要だ。

特に、食材や日用品は高頻度で買いに行く必要があるので、使い勝手の良いスーパーマーケット・ドラッグストアが家の近くにあるかどうかで生活のしやすさは大きく変わる。

静かで落ち着いた環境かどうか

東京は、世界の大都市の中ではとても治安がいい街だが、それでも日本国内の各地方に比べれば犯罪件数は多い。


一人暮らしをするうえで、夜道でも安心して歩けるかどうかもとても大事な要素となる。

上記を軸に、コスパと生活バランスを重視した7エリアを以下に紹介していく。

新宿駅勤務・月収20万円・1人暮らしの人が選ぶべきおすすめエリア

第1位:中野(JR中央線)|家賃抑えめ+新宿まで電車で5分

中野は、家賃・アクセス・生活環境のバランスが非常に良好なエリアである。

中央線快速なら新宿まで約5分、しかも乗換なしで通勤可能。

1Kで家賃6~7万円の物件もまだ多く、隣駅の高円寺や東中野と比べても飲食店や娯楽施設の数がとても充実しているのが特徴だ。

スーパーマーケットも駅周辺を中心に複数あるので、普段の買い物も非常に便利。

ホームセンターや家電量販店はほとんどないのがデメリットだが、何でもそろう新宿駅へすぐに出られるため、さほど問題にならない。

また、人気駅のため、駅近の物件は家賃相場がかなり高い傾向にある。

ただし、中野駅から北口方向に離れることで、「沼袋駅」や「新井薬師前駅」などの西武新宿線沿線の駅を使うことができる。

この沿線でも新宿への通勤が可能なため、家賃を下げるための穴場としておすすめだ。

メリット:

  • 新宿駅まで快速1本、約4分
  • 中野ブロードウェイやサンモール商店街で買い物便利
  • 飲食店の選択肢が非常に豊富で外食派にも◎

デメリット:

  • 物件の競争がやや激しい(良物件はすぐ埋まる)
  • 駅周辺はやや人が多く、静かに暮らしたい人には不向き

第2位:阿佐ヶ谷(JR中央線)|中央線沿線の「穴場」

阿佐ヶ谷は、中央線で新宿から3駅、所要時間は約9分。


隣の高円寺や荻窪と比べて、「落ち着いた住宅街」×「商店街の活気」が絶妙に調和している。

子育て世帯にも人気な杉並区エリアのため、治安も比較的良好だ。

家賃も周辺の駅と比べれば若干抑えめの物件が多い。

メリット:

  • 新宿駅まで約9分、乗換なし
  • パールセンター商店街が便利で物価も安め
  • 杉並区の中でも治安が良く女性の一人暮らしにもおすすめ

デメリット:

  • 駅近物件は数が少なめ
  • おしゃれなカフェなどは少なく、やや地味な印象も

第3位:荻窪(JR中央線・丸ノ内線)|アクセス性と家賃のバランスが◎

荻窪は中央線と東京メトロ丸ノ内線の2路線が通る交通の要所だ。


新宿まで中央線で約11分、丸ノ内線も使えるため「電車トラブル時のリカバリー」がしやすい。

しかも、荻窪は丸ノ内線の始発駅でもあるため、少し並べば座って通勤することも可能。

満員電車に苦手意識がある人には非常におすすめ。

中央線沿線駅の中では家賃相場が高めだが、ある程度の条件を妥協すれば住める物件も存在する。

メリット:

  • 2路線が使えるため、どこへ行くにもアクセス抜群
  • 丸ノ内線で座って通勤可能&都心方面にも出やすい
  • 駅周辺にスーパー・飲食店・病院が集中

デメリット:

  • 家賃相場は周辺駅の中でも高め
  • 商店街は賑やかすぎると感じる人もいる

第4位:板橋区役所前(都営三田線)|都心近くで家賃安の穴場

都営三田線「板橋区役所前駅」は、新宿駅までは1度乗り換えが必要になるが、3駅で山手線駅の「巣鴨駅」に接続できるため、主要駅へのアクセスも良くコスパが非常に高いエリアである。

閑静な住宅街で公園も多いため、静かでゆったりした場所を生活拠点として選びたい方におすすめだ。


家賃相場は1Rで5.5〜6.5万円前後とリーズナブル。

メリット:

  • 都内屈指の「家賃の安さ」
  • 板橋本町・本蓮沼なども視野に入れると選択肢が広がる
  • 地元密着の商店街・スーパー多数

デメリット:

  • 新宿駅までのアクセスは乗換あり(約25〜30分)
  • 三田線はやや地味で本数も少なめ

第5位:赤羽(JR埼京線・京浜東北線)|東京北端の最強コスパタウン

赤羽駅はJR埼京線を使えば新宿まで直通で約15分。

飲食・買い物・アクセスのすべてを兼ね備えながら、家賃相場も6万円台〜とコスパは非常に高い街だ。

東口はディープな飲み屋街が充実しているので、お酒が好きな方にはとても楽しい街。

反対に、治安に少しでも不安を感じる方は、飲み屋街から離れた場所を選べば問題ない。

メリット:

  • 新宿まで直通15分
  • 商店街・激安スーパーが多く生活コストが低い
  • 飲み屋街が有名で夜も賑やか

デメリット:

  • 駅周辺の治安はやや注意(夜遅くは騒がしい)
  • 賑やかさが苦手な人にはやや不向き

第6位:小田急線・世田谷代田〜経堂エリア|下北沢周辺の穴場

若者に人気の下北沢から2〜3駅外すだけで、家賃相場が一気に下がる。


新宿までは小田急線1本で20分以内。経堂や世田谷代田、豪徳寺周辺は穴場エリアとして注目したい。

メリット:

  • 雰囲気がおしゃれで静か
  • 治安良好で女性にもおすすめ
  • 下北沢へのアクセスが便利

デメリット:

  • 小田急線は朝のラッシュが過酷
  • スーパーなどの物価はやや高め

第7位:練馬(西武池袋線・大江戸線)|自然も残るバランス型エリア

練馬は、池袋にも新宿にもアクセスできるエリア。


家賃は控えめで、1Kで6.5万円前後が相場。大江戸線や西武池袋線を利用すれば、通勤も問題ない。

メリット:

  • 家賃相場が低く、物件数が豊富
  • 公園や自然も多く、静かな環境
  • スーパーやドラッグストアも多く生活が便利

デメリット:

  • 朝の西武池袋線はかなり混む
  • 若干都心から外れる印象がある

月収20万円でも、エリア・物件選び方次第で東京一人暮らしは快適になる!

月収20万円の一人暮らしは、確かにギリギリの生活ラインかもしれない。


だが、エリア選びを間違えなければ「家賃6万円台・通勤30分以内・生活コスト安定」の三拍子を揃えることは可能である。

重要なのは「家賃の安さ」だけを求めないことだ。

新宿駅勤務・月収20万円・1人暮らしで満足できる東京生活を過ごすためには、
通勤のストレス・買い物の不便・治安の悪さなど、見落としがちな要素をしっかり見て、

「総合的に暮らしやすい場所」を選ぶことが鍵になる。

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