地方から東京への転職!面接で上京理由を聞かれたときの上手な回答とは?

こんにちは、カマダキ(@kamadakiG)です。

「なぜ東京に引っ越しして転職を考えているのですか?」 

地方から上京転職を考える方にとって、この質問は面接でかなり高い確率で聞かれる可能性がある。

回答によっては意欲的な印象になる一方、「ふわっとした動機だな」とネガティブに受け取られてしまう可能性もある。 

面接で上京の理由を不意に聞かれたとき、慌てて回答に失敗するのは絶対に避けたいところ。

この記事では、上京転職理由をうまく伝えるコツや、好印象を与える回答例、避けるべきNG回答について解説していく。

1. 上京転職理由の質問の意図

そもそも、面接官はなぜ、あなたが地方から東京に引っ越すことについて質問をしてくるのだろうか。

まずは面接官の立場になって考えてみることが大切だ。

面接官がこの質問をする理由は、次のようなポイントを見極めるためだ。

  • 上京転職が思いつきや衝動的な決断ではないか
  • 求職者が転職先企業や仕事に対する強い意欲を持っているか
  • 上京後、継続して働き続ける覚悟があるか

この、たった一つの質問だけで、志願者の人柄や考え方を詳しく知ることができるのではないかと面接官は考えている。

だからこそ、ここでしっかりとした理由を回答することができれば、面接官に安心感を与えることができる。

2. 好印象を与える回答のコツ

2.1 個人的な理由だけでなく仕事に紐づける

単なる「東京に住みたかった」という理由ではなく、キャリア面の目標や、東京でその会社を選んだ具体的な理由を含めると説得力が増す。

2.2 将来のビジョンを盛り込む

上京後にどんなスキルや経験を積み、どう成長したいのかを語ると好印象だ。

2.3 企業への共感や興味をアピールする

その企業でしか得られない経験や価値に触れることで、「なぜ上京したいか」というよりも

「この会社で働くためには上京するしか選択肢がない」という覚悟を示すことができる。

3. 有効な回答例

3.1 キャリアアップを目指す理由

“私は、地方で法人営業として経験を積んできましたが、東京という大市場でより多様なクライアントと向き合いながらスキルをさらに磨きたいと考えています。その中でも貴社は〇〇業界のリーディングカンパニーとして、最先端のサービスを提供されており、私が目指す方向性と完全に一致していると感じています。”

3.2 新しいチャレンジへの意欲を示す理由

“地方での経験を通じて◯◯の分野に興味を持つようになり、東京という多様な選択肢の中で自身の可能性を広げたいと思い、上京を決意しました。貴社が手掛ける△△のプロジェクトには特に関心があり、私の持つ◇◇スキルが役立つと確信しています。”

4. NG回答例

4.1 あまりに個人的な理由のみ

“昔から東京に憧れていました。都会に住んでみたいので応募しました。”

これは熱意を感じられない代表的なNG回答だ。

個人的な理由を含めるのは問題ないが、東京に行きたいことだけが理由になると、考えが浅いと思われてしまう。

少なくとも、仕事と絡めて動機を語るべきだ。

4.2 あいまいな理由

“なんとなく今の環境に物足りなさを感じていて、新しい挑戦をしたいと思ったからです。”

あいまいな表現では説得力に欠けてしまうため、せっかく採用してもすぐに辞めてしまわないか、

熱意を持って働いてくれるのかなど面接官に不安を与えることにつながってしまう。

できるだけあいまいな回答は避け、具体的なエピソードや理由を添えよう。

4.3 現職への不満を強調する

“今の会社は昇進しにくい環境なので、東京に行った方がいいと思いました。”

ネガティブな理由を強調するのは絶対にNG。

「不平不満を口にしやすいタイプ」「他責思考の持ち主」と判断されることで、採用担当者に悪印象を与えてしまう可能性が高い。

この回答だけで一発アウトになってしまうリスクもあるので要注意。

5.私が実際にした回答

私は、法人営業職での応募だったため、

「東京という多様性がありよりハイレベルなヒトやモノが集積している環境で切磋琢磨することで自分自身の成長を加速させ、御社に対しても大きく貢献できるようになりたい」

と、自分の成長により価値貢献ができるというアピールをした。

今思えば、当時まだ23歳という若さが味方してくれたおかげで好印象の回答になったように思う。

30歳前後かそれ以上の年齢であれば、「応募先の会社にしかないもの」と「自分の強み・思想」が一致していることを語る方が有効だと思う。

6.「東京でうまくやっていける自信はありますか?」と聞かれた場合

上京理由をうまく回答できたとして、さらに一歩踏み込んだ質問をされるかもしれない。

圧迫面接に近い場面ではこのような質問も想定できるため、事前に整理しておくと安心だ。

「東京でうまくやっていける自信はありますか?」

という質問には、東京での生活を具体的に想像できているか確認することで、志願者の計画性や覚悟を深く知りたいという意図がある。

このような質問への回答のコツとして、

  • 過去に初めてのことに挑戦してきた→だから環境が変わっても自信があります
  • 東京の生活に対応するため、すでに車を手放し徒歩移動を増やしている→だから本気です

というように、東京で暮らした経験がなくても、再現性や本気度をアピールすることで好印象を与えることができる。

7. まとめ:ポイントは「具体性と未来志向」

志望動機を聞かれたときに上手く答えるためには、次の3点を意識することが重要だ。

  1. 個人的な理由とキャリア上の目標をバランスよく語る
  2. 上京後の具体的なビジョンを描く
  3. ネガティブな動機や曖昧な表現を避ける

上京転職は、あなたにとって人生の大きなチャレンジとなる。

このような質問をされるということは、面接官があなたに興味を持っている証でもある。

熱意や覚悟をアピールできるチャンスだととらえ、自信をもって回答しよう。

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