こんにちは。カマダキ(@KamadakiG)です。
「地方から上京転職したいが、家賃が高い東京に住めるだろうか」
「今は広い部屋に住んでいるが、東京に引っ越したら狭い家しか住めなくなりそうできつい」
今回はこんな方向けの記事だ。
東京の家賃が高いことは誰もが知っていると思うが、より広い部屋を望むほど、地方の物件とは家賃相場がかけ離れていく。
例えば、1LDKは1人暮らしではゆとりがあって人気の間取りだが、23区内で探すと大半の物件が家賃10万円を突破する。
さらに立地や築年数にこだわれば1LDKで20万円超えも当たり前の世界だ。
つまり、東京で広い部屋を借りると毎月のコストが跳ね上がるので、間取りの小さい部屋しか選べない場合が多い。
そのため、”狭い部屋でも満足できる思考”を先に身に付けておくと、上京後の気持ちが非常に楽になる。
そのための思考法が「ミニマリスト」だ。
”持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。”
わりと最近有名になってきたワードだが、ざっくり言うとモノを所有しすぎない方が幸せという考え方だ。
私自身、元々は衣類やガジェットなどいろいろ買いそろえるのが好きで、モノにあふれる生活をしていた。
ただ、ミニマリスト的な思考を知ってから、不必要にモノを買わなくても満足できるようになった。
というより、モノを買わない方が満足できるようになってきた。
物欲の多い人にとってはまったくもって意味不明な感覚だと思う。
そこで、なぜモノを持たない方が幸せなのか、ミニマリストであることのメリットを私の経験と照らし合わせながら説明していく。
そして後半では、ミニマリストが東京での暮らしにどのような利点をもたらすのかを書いていく。
ミニマリストになることのメリット
時間にゆとりができる
基本的に、部屋にあるモノが少ないほど、時間のロスが減る。
例えば、衣類がいい例だ。
服の枚数を減らすことで、毎朝コーディネートを考える時間が短縮される。さらにアイロンがけやクリーニングなど手入れにかかる手間も減らすことができる。
私自身、着回しのしやすいモノトーンカラーの服を中心に、服の数を抑えている。新しい服を買うタイミングは、今持っている服を着古して捨てるタイミングにしており、衣服の枚数が増えないように生活している。
私服のボトムスはユニクロの黒スキニーを2着のみ持ち、交代で使っている。黒スキニーは上に何を着ていても相性がよいので服選びに時間がかからない。
ボトムスを厳選する際は、黒スキニーを中心に揃えておくのをおすすめする。
ちなみにこのようなメリットは、衣類だけでなく食器や文房具など他のモノにも同じことがいえる。
必要な時にモノを探したり、出し入れする時間も削減されるので、トータルで見るとかなりのタイムロスを減らせているのではないかと思っている。
掃除や片付けの労力
モノを減らせば、当然ながら掃除や片付けの手間が激減する。
部屋の中のスペースに余裕があるほど掃除がやりやすいし、そもそもモノが少ないとホコリもあまり発生しない。
さらに、モノを少なくすることで、今まで必要だった棚や収納ケースなども減らすことができるので、中身の整理整頓作業も不要になる。
頭がすっきりする
モノが溢れている部屋で過ごすと、仕事や勉強など何をするにしても気が散って集中できないことがよくあると思う。
反対に、モノが少なければ常に視界に入る情報量が限られるので、頭がクリアな状態で過ごすことができる。
物を大事にできる
不必要にモノを持ちすぎないことを意識すると、買い物の時に一つ一つ考えて買うようになる。
例えば、私も家電を買う場合など、「安いから」「なんとなく便利そうだから」で買わないようにしている。
実際にどのくらいの頻度で使いそうなのか、長持ちしそうなものか、他にも使える用途があるのかなど、頭の中でシミュレーションをしてからモノを買っている。
このようにして、自分自身でしっかり考えて買ったものは、もちろん機能的にも納得できるし、自分が吟味して選んだことで情も入るので、長く大事に使いたいという気持ちも強まる。
節約できる
余計なモノを買わなくなるし、買ったものは長く大事に使えるようになるので、当然節約につながる。
以上がミニマリスト思考がもたらすメリットである。
「ミニマリスト」が東京での暮らしと相性が良い理由
ここからは、ミニマリストが東京暮らしと相性が良い理由について述べる。
部屋が狭くても不満を感じづらくなる
やはり、地方と東京では家賃相場が大きくかけ離れているので、よっぽど年収が上がる転職でなければ、地方で借りている賃貸物件よりも基本的には部屋が狭くなることを想定すべきだ。
そうなったとき、「上京=部屋が狭くなる」のように考えてしまうと、それが不満の種になりやすい。
しかし、「ミニマリスト思考」を身に付けた上で上京することで、部屋が狭いことがデメリットではなくなるのだ。
モノが少ないので家具家電の設置や収納場所をあまり必要としないし、さらに掃除する面積も少なくて済む。
おまけに冷暖房費も削減できるので、「部屋が狭い」というのを逆にメリットだと捉えることができる。
都会の物欲をブロックできる
東京は何でもモノが揃っているからこそ、無限の欲望を生み出す街だ。
新宿・渋谷・池袋など、都会を遊び歩けば数多の専門店が連なり、物欲を強烈に刺激してくる。
ファッションやグッズ、謎のインテリアなど、常に財布を開くチャンスに囲まれている。
そこで、ミニマリスト思考を身に付けていれば、商品を手に取る前にこれは本当に必要なのかを冷静に考えることができるので、むやみに購入するのを防ぐことができる。
ミニマリスト思考は、都会での浪費を軽減できる大きな武器になる。
引っ越しが身軽にできる
東京に住むと引っ越しをする機会が増えることがある。
主に、賃貸物件の更新料が高いのが理由だ。
アパートやマンションの賃貸借契約は2年間の物件が多く、契約期間が満了するとき、基本的に更新料が発生する。
家賃の1ヶ月分+手数料という形で取られるのが一般的だが、都内の家賃相場が高いせいで、更新料も高額になる。
今の住居に継続して住むために10万円も20万円もかかるなら、いっそのこと他の物件に引っ越そうという気持ちが強まり、結果的に2年毎に引っ越しをするケースも多い。
その際、モノが多ければ引っ越しをするたびに荷造りなど多大な労力がかかり大変だが、少なければわりと身軽に動ける。
また、運ぶモノの量も少ないと引っ越し費用を削減できるというメリットもある。
ミニマリスト思考があれば、引っ越しも簡単に実行できるようになる。
まとめ
ミニマリスト思考を身に付けるメリット
- 時間にゆとりができる
- 掃除や片付けの手間が減る
- 頭がすっきりする
- モノを大事にできる
- 節約できる
ミニマリスト思考が東京暮らしと相性が良い理由
- 狭い部屋でも不満を感じなくなる
- 都会の物欲をコントロールできる
- 引っ越しがいつでも身軽にできる
以上、ミニマリスト思考のメリットと東京暮らしとの相性の良さについて解説した。
上京転職を目指す中で、少しでも参考になれば幸いだ。