【しくじり】上京転職で最初の家選びに大失敗した体験談と得られた教訓

こんにちは。カマダキ(@KamadakiG)です。

2022年の2月。
私は地方から上京転職をし、人生で初めて東京都内の賃貸マンションに入居した。

人生初めての転職と東京生活、わくわくした気持ちで住み始めた部屋だったが、なんと、

住んでからわずか8か月で引っ越すことになってしまった

いい思い出の部屋になるつもりが、結果的に苦い思い出が残ってしまった。

今回は、実際に地方から上京転職をした私のしくじり体験談として、
せっかく引っ越した新居をなぜ8か月で引っ越すことになってしまったのか、その理由と反省点について書いていこうと思う。

たったの8か月で退去してしまった理由

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結論から言うと、立て続けに発生した住居の不具合に耐えられなくなったからだ。

驚くことに、入居当日から数々の不具合に見舞われた。

引っ越し当日、ガス会社の担当員にガスの開栓をしに来てもらったが、
給湯器にエラーが発生しておりお湯が出ない。詳しく調べてもらったが、給湯器故障のエラーで、その場では直せないとのこと。

管理会社に連絡したところ、20年近く前の機械だったこともあり、交換手配をすることに。

そして、交換が完了したのは1週間後。記念すべき東京生活は、お風呂が使えず毎日銭湯に通わないといけない生活から幕を開けた。

さらに、入居当日に台所の水栓からの水漏れも発覚。

台所の水栓が最初から壊れていた。

水を出した瞬間、水栓の隙間からビームのように勢いよく水が噴き出してきて、とてもまともに使える状況ではなかった。

すぐに水道業者の手配をしてもらったが、よりによって破損個所が特殊な配管になっていたらしく、一回目の訪問では直してもらうことができず、別の日に改めて修理をしてもらった。

結局、住み始めてから台所の水栓を使えるようになるまで3週間ほどかかった。それまでは自炊もできなかったので、毎日弁当や外食生活を強いられることになった。

しかも、引っ越し当日から発生したトラブルはこれだけでない。

洗濯機を引っ越し業者に設置してもらった際、排水口に不具合があるとのことで、洗濯機と排水をその場で接続してもらうことができず、洗濯機もしばらく使うことができなかった。

つまり、せっかく新居に引っ越したのにも関わらず、家で「お風呂に入れない」「料理ができない」「洗濯ができない」という絶望的な状況下で数週間を過ごすことになった

この時点でストレスMAXだったが、「東京はいろいろ起こるなー」と自分をひたすら納得させて、すべて修繕されるまでの期間を乗り切った。

そして、数か月後。
入居時の大トラブルを乗り越えて、落ち着いたのもつかの間、今度はインターホンが鳴らなくなった。

来訪があった際にノックされることが増えたり、在宅していたのに不在扱いで配達物を受け取れなかったりと、またストレスを感じる日々が戻ってきた。

最終的に、マンションにオートロックを導入し、全部屋のインターホンを一斉に取り換えたのだが、このような大がかりな工事を計画していたためか、インターホンの不具合を連絡してから実際に使えるようになるまで2か月ほどかかった。

入居してから7か月目。
ついに限界が訪れた。

この時期から、トイレの天井についている換気口から水滴が落ちてくるようになった。

管理会社に問い合わせたところ、お風呂の換気口に入った水分が関係しているかもしれないと言われて換気設備の業者に来てもらったが、換気設備は全く異常がなかった。

後日、別の業者に来てもらった結果、なんと衝撃の事実が発覚。

トイレの天井を点検してもらったところ、建物の躯体にひびが入っており、

真上の階のトイレの排水の一部が水漏れして、私の部屋のトイレに落ちてきていたらしい。

この事実を知った瞬間、完全に限界を迎えてすぐに引っ越しを決めた。
こうして、記念すべき東京最初の部屋での生活は8か月で退去するという結末を迎えた。

東京に引っ越しをしてから一年も経たずに、次の住居の初期費用や引っ越し代を支払ったため、家計にはかなり響いたし、一軒目の部屋に入居してからずっとストレスを抱えながら生活している状況だったので、かなり高い勉強代になった。

ちなみに、この件でのトラウマ化により、次の物件は新築を選んだ。
設備はすべて新しいので、今は不具合に悩まされることなく生活ができている。

しくじりからの反省と学び

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そもそも、なぜこのような物件に住んでしまったのか。

物件の契約当時は気づくことができなかったが、今思えば自分の中に反省点がいくつかある。
今後、私のような被害者が出ないためにも、今回得られた学びについて詳しくまとめていく。

家探しで「立地」を重視しすぎた


物件を探している当時、勤務先からなるべく近い駅の最寄りで物件を探していた。

勤務先は東京の中心部だったので、なるべく近い場所を選ぼうとしたら当然家賃相場は高い。

支払える家賃にも上限があったので、選べる物件の選択肢は非常に少なかった。

そのあまりにも少ない選択肢から見つけた部屋だったので、結果的に外れを引いたとも考えられる。

立地にこだわり過ぎて選べる物件の幅を減らしてしまったのは、私の反省点だ。

仲介会社にうまく乗せられてしまった


実は、物件を選ぶとき、今回の物件の他にもう一つ候補があった。

その候補物件は、大手ハウスメーカーが施工した、かなり外観が綺麗な物件。
最初はそちらを選ぼうと思っていたのだが、
「東京で一階の物件はやめた方がいいですよ」と不動産の担当から不自然なほど説得され、

最終的にトラブルまみれの物件をつかんでしまった。

これは後で知ったことだが、実は不動産の仲介会社は紹介する物件によって、裏側でもらえる報酬額にかなり差がある。

まともな物件に見えるのにもかかわらず、強引に反対されたことを考えると、私が最初に気に入った物件の方が報酬額が低かったのだろうと思っている。

つまり、不動産会社が進めてくる物件は、入居希望者にとって最適解とは限らず、不動産会社側が得られる利益が高いから進めてくる可能性もあるということを学んだ。

プロから情報を得るのは大事だが、最終的に自分自身で判断することはもっと大事だ。

内見時に怪しい箇所を見抜けなかった


実は、今回の物件は現地内見をしたのだが、いくつか違和感があったはずなのに気づくことができなかった。

違和感① 部屋の清掃が雑


部屋に入った瞬間、ホコリが舞っていたので清掃が雑な印象を受けた。
入居が決まったらその後クリーニングするのかなーと思っていたが、
結局、入居日に綺麗になってはいなかった。

それどころか、引っ越してから部屋をよく確認してみると、部屋の隅に血のような汚れや、髪の毛がいくつか残っていたりとかなりの不快感を覚えた。

全入居者が退去してすぐの部屋でない限り、内見する時に清潔感を感じない物件は危険のサインだと学んだ。

ちなみに今回入居した物件は、1年半くらい空室だったらしい。
掃除がされていないまま髪の毛が散らばっていたと考えると、鳥肌が立つ。

違和感② 給湯器が古すぎた


内見時に給湯器も確認したが、年式が20年近く前だった。
かなり古いので住んでいる途中で壊れないか心配とは感じていたが、まさか入居した日から使えない状態になっているとは予想外だった。

とはいえ、設置されている設備が極端に古い場合は最初から警戒するべきだったと反省している。

まとめ

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  • 立地にこだわり過ぎて物件の選択肢を狭めないよう注意
  • 不動産会社からのおすすめを100%信じない
  • 内見で違和感を感じたら立ち止まる

東京での新生活を安定させて良いスタートを切るためには、最初の物件選びは非常に重要だ。

散々な思いをした私のように、最初の物件で大失敗する人を増やしたくない。
今回の教訓を参考に、家探しを進めてもらえたら幸いだ。

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