26歳で上京転職は厳しい?考えるべきリスクや成功させるためのポイントについて完全解説!

はじめに

こんにちは。カマダキ(@KamadakiG)です。

「26歳で上京転職は遅いのか?」

「東京に行けばキャリアアップできるのか?」

20代後半に差し掛かってから、地方から東京への上京転職に興味を持つ方も多い。

26歳の社会人は、大卒は約3年・高卒は約7年の経験を積んでおり、スキルや実績もある程度備わってくるタイミングだ。

しかし、地元でのキャリアに行き詰まりを感じたり、より良い環境を求めたりして上京転職を考える人も多いはず。

本記事では、26歳での上京転職が現実的に可能かどうか、メリットやリスク、そして成功のためのポイントなどについて詳しく解説していく。

26歳で上京転職は可能か?

結論から言うと、26歳で地方から東京に転職することは、単身者の場合はほぼ問題なく可能だ

しかし、すでに単身でない場合は、家庭の状況によって上京転職の難易度は大きく変化する。

例えば、自身の子供がいたり親の介護をしている状態であれば上京転職は厳しい可能性が高い。

既婚の場合でも、子供がまだいなくてパートナーにも上京の意思があれば、上京転職は実現しやすい。

26歳で上京転職を考えるべき理由

1. キャリアチェンジのラストチャンスになりやすい

26歳は、「業種・職種完全未経験」の求人に応募することがまだ可能な年齢だ。

地方から東京の求人を探す際、今まで地元では出会えなかったような様々な業界や職務のものが存在するため、「業種・職種完全未経験」でも応募ができることから、自分自身のキャリアの選択肢の幅が広げることができるのがメリットだ。

また、「業種・職種完全未経験」は30歳未満を限定していることが多いため、仮に転職先が合わずに次の転職を考えることになったとしても、もう一度未経験で別の企業に転職できる可能性が残されているというのも安心につながる。

これが30代に入ると、即戦力としての経験が求められ、未経験業種への転職はかなり難しくなる。

また、30代でも未経験で入れる会社は離職率が高い「ブラック企業」や「低賃金」の求人が非常に多いため、キャリアチェンジしながら将来的な年収アップや安心して働き続けられる環境を求めるなら、26歳での上京転職は大きなチャンスといえる。

2. 東京の求人市場が地方と比べて圧倒的に有利

東京は日本のビジネスの中心地であり、地方と比べて求人の選択肢が圧倒的に多い。

特にIT、営業、マーケティング、クリエイティブ職などの分野では、地方にはない魅力的なポジションが数多く存在する。

また、給与水準も地方より高いため、収入アップを狙える可能性が高い。

例えば、地方では年収300万円台の求人が一般的でも、東京では同じ業務内容で年収400万円以上のオファーが出ることも珍しくない。

3. 20代の柔軟性と適応力が活かせる

20代は環境の変化に適応しやすく、新しいことを学ぶスピードも早い傾向がある。

一般的には年齢を重ねるほど、同じ労力で新しい知識やスキルをつけるのが難しくなってくるため、「上京転職」という、仕事と住まいを大きく変える行動は若ければ若いほど成功率が高い。

さらに、26歳を超えると家庭の事情やライフスタイルの変化がどんどん起きやすくなり、そもそも転職や引っ越しが現実的に難しくなるケースが増えるため、上京転職を目指すなら、やはりなるべく身軽な状態のうちに動く必要がある。

上京転職のリスクと対策

1. 住居の質はほぼ100%下がる

東京は地方に比べて家賃相場が非常に高いため、住居の快適さは地方時代よりも劣ることが多い。

住居の立地の良さ・綺麗さ・広さ・設備の充実度などすべてを満たす物件の家賃は、単身用でも月々15万円以上は当たり前だ。

そのため、物件選びの際は複数の要素を妥協しながら、毎月確実に支払える賃料の物件を捜すことになる。

賃料の目安について、かつては「月収の3分の1程度」が一般的だったが、ここ最近は物価や税負担が急速に上昇している。

生活の安定性を高めながら東京での暮らしを満喫させるために、できれば「月収の4分の1程度」を目指したいところだ。

2. マイカーは保有できない前提で考える

東京都内の家賃が高い理由は、そもそも土地の値段がものすごく高いところにある。

つまり、必然的に月極駐車場の費用も地方では考えられないほど高額で、東京23区内であれば月々2~4万円程の駐車場が多い。

東京都心部まで電車で1時間半くらいかかるエリアになると、駐車場代が月々1万円以下まで落ち着いてくるが、そこまで行くと東京への通勤の負担が増えるのと、周辺の生活環境が地方とあまり変わらないというオチになってしまうため、そもそも車を持つという考えを捨てて、できるだけ東京都内への引っ越しを目指すのが賢明だ。

東京都内の公共交通機関は非常に発達しているため、日々の移動で困ることはなく、たとえ車を持っている人でも、運転する機会は週に1度あるかないかの頻度だ。

1日1万円以下で使えるカーシェアも数多くある。

たまに大きな買い物や郊外へのドライブがしたい場合でも、マイカーの維持費より安く済ませられるので、そもそも車を持つメリットがあまりない。

むしろ、一人一台マイカーが必須の地方と比べて、東京では車の維持費を考える必要がないことから、家賃負担が高くても総合的な生活費の負担はあまり差がないという結果にもなる。

3. 仕事が合わなかった場合のリスク

上京転職後、「思っていた仕事と違う」「職場環境が合わない」と感じることもあり得る。

これを避けるためには、

  • 企業の評判や口コミを事前にリサーチする
  • 面接時に社風や業務内容を詳しく確認する
  • 転職エージェントを活用して自分に合った職場を探す

のように、なるべく慎重な準備を行い、勢いで転職先を確定させないようにすることが大事だ。

4. 孤独やホームシックになる可能性

地元を離れて上京すると、最初は知り合いが少なく孤独を感じることがある。

また、慣れない都会生活にストレスを感じることもあるはずだ。

対策としては、

  • 趣味のコミュニティやSNSを活用して新しい人間関係を作る
  • すでに首都圏で生活している友人と接点を持っておく
  • 休日に積極的に外出し、新しい環境に慣れる
  • 仕事に打ち込むことで充実感を得る

といった工夫が有効だ。

26歳の上京転職を成功させるためのポイント

1. しっかりとした転職プランを立てる

転職を成功させるためには、

  • どんな業界・職種に進みたいのか明確にする
  • 求人のリサーチを徹底する
  • 転職エージェントを活用する

といった事前準備がなによりも重要だ。

2. 企業選びは慎重に

東京は会社の数が多い分、ブラック企業も紛れ込んでいるため、

  • 求人情報だけでなく、口コミサイトやSNSで評判をチェックする
  • 残業時間や福利厚生の実態を確認する
  • 可能なら企業のオフィス見学や社員と話す機会を作る

といった対策を講じる必要がある。

3. 引っ越し準備を計画的に行う

上京転職では、仕事だけでなく住居探しも重要だ。

  • 会社に通いやすいエリアを選ぶ
  • 住む場所の治安や生活環境をチェックする
  • 家賃の予算をしっかり決める

といったポイントを押さえておくと、快適な生活をスタートしやすくなる。

まずはポータルサイトで物件の情報をひたすら見ることで、エリア毎の家賃相場が把握できて、勤務先との位置関係も考慮した上で候補になりそうなエリアが徐々にわかってくる。

4. 余裕を持った資金計画を立てる

上京転職にはそれなりにまとまった費用がかかるため、

  • 最低でも3〜6ヶ月分の生活費を貯めておく
  • 引っ越し費用や初期費用を見積もっておく
  • 収入が安定するまでは節約を意識する

地元で働いている期間から、資金計画を考えて貯蓄を進めていく必要がある。

まとめ

26歳での上京転職は、キャリアの選択肢を広げる絶好のチャンスだ。

未経験業界への挑戦や給与アップの可能性もあり、行動次第で大きく成長できるタイミングでもある。

ただし、生活環境の大きな変化や転職のミスマッチといったリスクもあるため、事前のリサーチや準備をしっかり行うことが、上京転職を成功させるために何よりも大事になってくる。

東京での新しいキャリアを成功させるために、慎重に計画を立てつつ、大胆に行動を起こしていこう。

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