こんにちは。カマダキ(@KamadakiG)です。
地元から上京転職して新たなキャリアをスタートさせるためには、事前準備や計画性がとても大切になってくる。
その中で最も重要な準備の一つが「上京資金の貯蓄」だ。
上京転職には、引っ越し費用や生活費、転職活動費用など、思っている以上に多額の資金が必要だ。
この記事では、上京転職を成功させるための具体的な資金管理術について解説していく。
1. 上京転職で必要となる資金の内訳
1.1 引っ越し費用
引っ越しは上京転職において最も大きな費用の一つだ。
以下のような項目を考慮に入れて予算を組んでいく必要がある。
初期費用
- 敷金・礼金(家賃の1~2ヶ月分が目安)
- 仲介手数料(家賃の1ヶ月分が一般的)
- 初月・2ヶ月目の家賃(契約時に前払いが必要な場合が多い)
- 火災保険(2万円程度)
- その他初期費用(保証料・鍵交換代など 数万円)
移動と荷物の運搬費用
- 引っ越し業者の料金:時期や荷物量によるが、10万円以上かかることも。
- 荷造りに必要な段ボールや梱包材の購入費用
1.2 生活費の準備
東京での生活を始めた瞬間、家賃や食費などの生活費が発生する。
転職の間に空白期間がなければ、前職の給与が振り込まれた翌月に転職先の給与が振り込まれることになり収入の切れ目はなくなるが、万が一に備えて生活費の予備はできるだけ積み立てておくと安心だ。
上京後の安全性を高めるために、生活費の3ヶ月分以上を予備費で用意することを目標にしよう。
必要な生活費の目安
- 家賃:エリアや物件によるが、月7~12万円が相場
- 光熱費:月1~2万円程度
- 食費:自炊メインで月3~4万円
- 交通費:東京は電車利用が中心となるため定期代が必要(勤務地によるが月1万円前後)
- 通信費:スマホ代やインターネット料金(月5千円~1万円)
1.3 転職活動にかかる費用
上京転職には転職活動のための資金も欠かすことができない。
以下の費用もあらかじめ見込んでおこう。
- 書類印刷費、証明写真代など(3千円~5千円)
- 面接で直接東京を訪れる場合の費用(新幹線や飛行機代、ホテル宿泊費など)
- 内定獲得後、物件探しや内見にかかる交通費
1.4 明確な予算計画を立てる
貯金額の目標を立てるために、まずは必要な項目をすべて書き出し、具体的な金額を設定しよう。
必要金額(例)
- 賃貸物件の初期費用 40万円
- 引っ越し費用 15万円
- 生活費の予備(3ヶ月分) 50万円
- 転職活動費 5万円
- 合計 110万円
1.5 資金の用意方法
貯蓄すべき金額を把握できたら、目標の金額を上京までにどうやって貯めるかを逆算して考えていく。
すでにまとまった貯金があれば、足りない分を補えばよいだけなので、上京資金を用意するハードルは下がる。
しかし、ほぼ0から貯める必要がある場合は、日々の生活を工夫してお金を作る必要がある。
2. 貯金を効率的に増やす方法
2.1 固定費の見直し
まずは毎月かかっている固定費(家賃、通信費、保険料など)を見直し、貯金に回せる額を増やすことを考える。
特にほとんど使っていないサブスクや、過剰に手厚い内容の生命保険など、無駄に払い続けている固定費があれば直ちに解約し、その分をしっかり貯金に回そう。
2.2 無駄遣いの削減
単発で発生する費用も意識的に見直すべきだ。
飲み会や旅行など、一回あたりの費用が大きいイベントについては、本当に今必要なのかを考え、
重要なもの以外は行かない選択も重要。
これだけで貯金を加速できるし、さらに上京準備に充てられる時間も捻出できる。
また、外食も意識的に減らす取り組みをしよう。
一回毎の出費は小さいが、月に10回も外食をすれば1万円の出費になるので、なるべく自炊に切り替えていくことをおすすめする。
しかも、このタイミングで自炊の習慣が身につけば上京後も継続しやすいので、長期的に無駄遣いを減らせるようにもなる。
2.3 不要品の売却
家に残っている不用品で値段がつきそうなものがあれば、今のうちから売却をすすめることおすすめだ。
上京が決まると引っ越しでバタバタになるため、断捨離は事前に進めておいておくと楽だし、上京資金を早めに確保できるので安心にもつながる。
古着やゲームなど、家にあってももう使わないものがあれば迷わず売ってしまおう。
また、高く売却するためのコツだが、最初はメルカリやヤフオクなどネットで出品してみるのが良い。
リサイクルショップだとどうしても安く買取される可能性が高いので、ネットで売れなかったものを最後まとめてショップに持っていくのがおすすめだ。
2.4 車を早めに手放せないか考える
これは地方の中でも都市部や駅の近くに住んでいる人に限られるが、
車を手放しても生活がなんとか成り立ちそうなら、思い切って先に売却するのはとてもおすすめだ。
ローン、ガソリン代、駐車場代、税金など、車にかかっている固定費は非常に大きく、地方在住者は収入の中のかなりの部分を車に注いでいる。
もしも、先に車を手放せるなら、毎月かなりのお金が浮くので貯金を一気に進めることが可能だ。
また、上京直前に急いで売却するというのを防げるため、複数の買取店をじっくり比較する時間を作ることで、より高く売れる可能性も上がる。
2.5 貯金専用口座の開設
給与口座や生活費用の口座と一緒にしてしまうと資金管理がぐちゃぐちゃになり、うまく貯金が進まないというリスクもある。
通常の口座とは別に、しっかりと貯金専用口座を開設して、毎月一定額を自動で積み立てる習慣をつけよう。
3. 転職活動費用を抑えるコツ
オンライン面接を活用する
コロナ禍を経て、採用活動をオンライン中心で実施している会社はとても多くなった。
試験や面接を受ける際に、オンラインか訪問か選択できる求人は、できるだけオンラインを選ぶことで、地元と東京の往復や宿泊に伴う費用を抑えることができる。
4. 引っ越し費用を抑えるコツ
4.1 引っ越し会社は必ず相見積もりをとる
自宅から家具や家電などを持っていく場合は、ほぼ必ず引っ越し会社に依頼することになる。
この際、一社の見積だけで契約してしまわず、もう1~2社ほど見積をとってもらうのが良い。
引っ越し会社は競合することで、少し安くしてでも自分の会社で受注をとるために、値引き競争をしてくれる。
基本的にはいちばん安く提示してくれた会社に頼むと良い。
私も上京する際に複数社で見積をとった結果、最初に提示された17万円から最終的に11万円になり、
6万円も節約することができた。
4.2 不動産会社の重要事項説明はオンラインで
賃貸物件を借りる際、契約時には不動産会社から重要事項説明を必ず受けなければならないが、現在の法律で重要事項説明はオンラインで受けられるようになっている。
物件探しをするときは現地に足を運んだほうがいいが、契約日はわざわざそのために東京に出てくる必要はない。
不動産会社に物件の申込をする際に、オンラインでの契約を申し出れば対応してくれる。
まとめ:上京転職成功のカギは資金管理
上京転職を成功させるためには、事前準備としての資金管理が不可欠だ。
まずは明確な予算を立て、不必要な出費を抑えながら、生活の基盤を整えていくことから始めよう。
上京転職のために計画的に貯金を進める経験は、東京に出てからも良い習慣として続けることができるので必ず役立つ。
「転職活動を成功させる」と同時に、「新生活を無理なくスタートさせる」ためにも、この記事の内容を参考に頑張っていこう。